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2024宙ツーリズム推進協議会主催セミナーを開催しました

令和6年9月27日(金)に、「ツーリズムEXPOジャパン2024」の会場内で、「“あなたも行ける!” 宇宙旅行最前線」をテーマにセミナーを開催いたしました。

いよいよ実現した宇宙旅行。
その最新事情を明らかにするとともに、今後の進化の見通しや観光ビジネスとして見込めるポテンシャルから、VRによる宇宙旅行や、水中無重力体験、青い地球を楽しめる気球遊覧、ロケット打上応援ツアーなど、実際に体験できる宇宙旅行の最新動向を様々な取組をされている方々からお話をいただきました。

オフライン、オンライン合わせて約60名が参加されました。

セミナーの詳細をご案内します。
※動画はクリックで再生開始されます。

秋山 演亮氏 (和歌山大学教授/宙ツーリズム推進協議会会長)によりセミナーは進行されました。

まず、ビデオメッセージからご覧いただきました。

Spaceport Japan代表理事/宙ツーリズム推進協議会理事(当時)
山崎 直子 氏

ご自身の経験から、宇宙では地球では味わえない非日常の体験ができること、さらに、地球に戻ってきた時に、重力の重さや空気やそよ風といった自然の有難さを再発見できたこと、この体験が自身のルーツ、ふるさとも再発見するものであり、将来、人類共通のものになることの大きな意義をお話されました。

観光業は複合的な産業であり、宇宙観光も、輸送や滞在から、衣食住、エンタメ、文化などに至るまで多くの領域の参画によって実現するものであり、今回のセミナでの、各方面で取り組んでいる方々からの最新動向のお話への期待をいただきました。

宇宙開発フォーラム実行委員会
江嶋 銀志 氏

「宇宙旅行最新動向」     

大学生の団体であるSDF(宇宙開発フォーラム実行委員会)から、同団体がシンポジウムでも発表された宇宙旅行の最新動向を、サブオービタル飛行から低軌道でのオービタル飛行、さらに月面着陸を目指す「アルテミス計画」まで、紹介いただきました。

宇宙旅行を新興させるための課題として、宇宙旅行に関する法律の整備や、事業化の促進と安全性のバランス、さらに快適な旅行環境や食事などのQOLの重要性を指摘されました。日本の優位性として、宇宙旅行の出発地としての地理的メリットや、日本の誇る食や温泉などの魅力もあげられました。

株式会社岩谷技研 代表取締役
岩谷 圭介 氏

「気球での宇宙遊覧」

気球による宇宙遊覧を開発されている岩谷技研の取組について紹介いただきました。

気球で成層圏の高度(18~25キロ)まで到達し、宇宙と地球の境界や地球の丸みを見ることができるサービスで、価格を2400万円に設定されています。

気球の特性として、他の乗り物と比べての安全性や少ない環境負荷があることを示されました。気球開発に加え、培った開発・製造・運用技術を活かし、宇宙開発を加速/拡張する新たな開発ソリューションの提供にも取り組まれています。

宇宙遊覧を推進する体制を共創プロジェクトとして協力企業と立ち上げ、海外での打上拠点展開の将来計画の紹介もいただきました。

AXIOM Space. Inc.
田口 優介 氏

「でも実際はなかなか行けない宇宙旅行」

世界初の商業目的の宇宙ステーション建設に取組をアクシオムスペースからいただきました。お話のタイトルの意図として、宇宙ステーションの2週間滞在のパッケージが高価格(約100億円)であることと、現時点ではスペースX社にしか輸送を依頼できない独占状況であることから、「なかなか行けない」とされたとのお話でした。

有人宇宙関連のサービスに加え、ほぼ無重力の環境での宇宙実験からデータセンターの開発まで、幅広く取り組まれており、アルテミス計画では着用される宇宙服をPRADAと開発したり、月面での5GやWifiによる通信をNOKIAと開発するなど連携を進めておられます。

将来、日本の方が宇宙旅行に参加される際には、元宇宙飛行士の若田浩一氏も同行される計画があることの示唆もいただきました。

東京海上ホールディングス デジタル戦略部
藤岡 真梨奈 氏

お三方のお話に続き、宇宙旅行の情報を掲載されている“SPACE MATE”を、東京海上日動火災の方から紹介いただきました。

株式会社日本旅行 事業共創推進本部 宇宙事業推進チーム マネージャー
中島 修 氏 (音声のみ)

合同会社ムーン・アンド・プラネッツ 代表
宙ツーリズム推進協議会 理事
寺薗 淳也 氏 (音声のみ)

最後に、中島 修氏と寺薗 淳也氏より、「宇宙旅行」についての取組、思いをお話して閉会となりました。

(一社)宙ツーリズム推進協議会としては、今後とも「宇宙旅行」の最新動向を踏まえ、宇宙旅行の新興に繋がる活動を展開していきたいと考えております。

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